VMware ESXiにオンボードNIC I218-Vを認識させる

オンボードNICのドライバを読み込ませる

VMware KB: ホストのネットワーク カードが検出されない より

NICが認識されているかチェックする

~ # lspci -v | grep Ethernet
0000:00:19.0 Ethernet controller Network controller: Intel Corporation Ethernet Connection (2) I218-V
0000:05:00.0 Ethernet controller Network controller: Intel Corporation 82574L Gigabit Network Connection [vmnic0]

このとき"00:19"がPCIスロットとバス番号である。

NICのベンダーIDとデバイスIDを確認する

~ # lspci -n | grep 00:19
0000:00:19.0 Class 0200: 8086:15a1

ベンダーID…8086 デバイスID…15a1

VMware 互換性ガイドを確認する

VMware Compatibility Guide: System Search

なかった…けど

今回のI218-Vはサポートされていないようなので検索してみると、IntelのドライバをESXi用にビルドしたものを配布している方がいらっしゃいました。

ESXi5.1のドライバを作成してみる(intel I217/I218/82579LM/82574L編) | 環境さんぷる

ドライバのインストール

上のページではUSBメモリにコピーしているが、増設したNICは使えていたのでvSphere Clientを用いてデータストアにコピーした。 あとは上の記事の通りに行うと完了です。

自作PCにVMware ESXiをインストールした

お正月にちょっと奮発して自身初となる自作PCを手に入れた。そこにVMware ESXi5.5を導入した時にいくつかハマった部分があったのでメモ。

マシン構成(買ったもの)

  • M/B: ASUS H97-PRO
  • CPU: Intel Corei5 4590
  • RAM: Elixir DDR3 1600Mhz 8GBx2
  • HDD: WesternDigital Red 1TB
  • 電源: 玄人志向 KRPW-PT500W/92+
  • ケース: ZALMAN Z12-PLUS
  • NIC: Intel 82574L(余りもの)

これで保証込で73k円くらいでした。

やったこと

  1. ESXiをUSBメモリにインストール
  2. HDDを認識させた

インストール

ESXiインストールイメージのダウンロード

  1. http://www.vmware.com/jp/products/vsphere-hypervisor
  2. 上のリンクから辿ってダウンロードする。要登録。

USBメモリにインストール

  1. インストーラを起動
  2. インストール先にUSBメモリを指定する

ESXiはHDDにインストールするような手軽さでUSBメモリにインストールできる。

UEFIでは注意

isoイメージを落としてUSBメモリに書き込んでブートさせる…という流れでうまくいくとおもったが、isoイメージをUSBメモリに書き込んだところでFATパーティション作られてないことに気付いた。最近のマザーボードはデフォルトでUEFIが使われるため、ブートするにはFATパーティションEFI用のブートファイルを置く必要がある。

このマシン用に光学ドライブは購入していないし外付けドライブも持ってなかったので、別のMBRブートできるマシンを使ってブートさせ、USBメモリにインストールした。VirtualBoxとかでもUSBメモリの認識さえさせればインストールできるんじゃないだろうか(未確認)。

私の場合は、たまたま手元にHPのMicroServerがあってたまたまリモート管理カードを挿していたので、管理カード経由でisoイメージよりブートしてUSBメモリにインストールした。これ何気に便利。仮想KVMもあるしね。

HDDを認識させる

BIOSにて、SATA ModeをRAID Modeに変更する

ESXi 5.5 を MSI H97 GAMING 3 にインストール - いがぴょんの日記@はてな より

AHCI ModeからRAID Modeに変えるだけでESXiにストレージコントローラが認識されるようになる。ESXiは相性がかなりあるみたい。

データストアの作成

vSphere Clientから作るのが簡単っぽい。 以下のページが分かりやすかった。

ESXi サーバーに内蔵ハードディスクドライブをデータストアとして追加する / ESXi 4.0: “HP ML115 G5”と自作機で、できたこと

おわり

これでインスタンスは作成できるようになった。 無事に導入できたふうに書いたが、実はオンボードNICは認識されておらず増設したIntelNICしか認識されていない状態だった。 これを認識させる方法は後でまとめる予定。

今はこんな感じで動いている。

f:id:jackson58:20150109002310p:plain

OpenStackのdiskimage-buiderにdib-run-partsが含まれなくなった

OpenStack Ironicで使用するディスクイメージを作成するためにdiskimage-builderを使ったところ、dib-run-partsが見つからないと怒られた。そのときにしたことをメモ。

まず

https://review.openstack.org/#/c/100004/ コミットメッセージより

Use dib-run-parts from dib-utils


Now that dib-run-parts has been moved to the dib-utils project, we
need to update diskimage-builder to use it instead of the version
directly in diskimage-builder.

This change removes the old copy of the dib-run-parts script in
the element, adds dib-utils as a dependency of diskimage-builder,
and updates the uses of dib-run-parts to correctly handle the fact
that it is now external to the project.

dib-utils

今までdiskimage-builderリポジトリにあったdib-run-partsは新しくdib-utilsというリポジトリに移ったらしい。

というわけでdib-utilsをcloneしてインストールしてみた。

$ git clone https://github.com/openstack/dib-utils.git
$ cd dib-utils && ./setup.py build && sudo ./setup.py install

これでシステムにdib-run-partsがインストールされ無事にdiskimage-builderも使えるようになった。

おわり

検索していてこのリンクを見つけたときに投稿日時が2014-09-17というちょうどきょうから1週間前の報告で少し驚いた。開発も活発に行われ、10月には最新バージョンのJunoもリリースされる。色々と遊んでみたい。

DevCloud2でお試しCloudStack環境構築

DevCloud2という仮想アプライアンスを使ってCloudStackのセットアップをしているときにいくつか詰まった点があったのでメモ。

お世話になったサイト

構築

次のページの通りに構築しました。 http://www.slideshare.net/samemoon/20131019-osc-tokyoss

  1. VirtualBoxのインストール

  2. DevCloud2 仮想アプライアンスをダウンロード

  3. ログイン

  4. sudoのインストール

    root@devcloud:~# apt-get update && apt-get install sudo
    
  5. gitでCloudStackのソースを取得

    # git clone https://git-wip-us.apache.org/repos/asf/cloudstack.git
    

    今回は上のスライド通りに構築を行ったのでバージョンは4.2.0を使う。

    # cd cloudstack && git checkout -b 4.2.0 refs/tags/4.2.0
    
    • 他のバージョンを使う場合は# git tag -lとすることで一覧を見ることができる
  6. 管理サーバーのビルド

    ~/cloudstack# mvn -P developer,systemvm clean install
    
    • 時間かかる
  7. データベースのデプロイ

    ~/cloudstack# mvn -P developer -pl developer,tools/devcloud -Ddeploydb
    
  8. 管理サーバーを起動

    ~/cloudstack# mvn -pl :cloud-client-ui jetty:run
    

    以上のコマンドを打てば起動するのだがコンソールにエラーが吐かれた。
    java.lang.OutOfMemoryError :PermGen Space

  9. 管理画面にログイン
    http://192.168.56.10:8080/client

    • admin/password
    • 管理サーバーを起動処理に時間がかかるのですぐには開けないかも
    • 初期設定ウィザードはスキップ
  10. ゾーン作成

    • パッケージ導入
      ~/cloudstack# pip install mysql-connector-python
      ~/cloudstack# pip install requests
      
    • ゾーン作成
      ~/cloudstack# mvn -P developer -pl tools/devcloud -Ddeploysvr
      
  11. グローバル設定の変更
     再び管理画面にログインしインフラストラクチャを見てみると数値が変化しているのがわかる。
     これで完成!だと思ってたのにコンソールにはNo running ssvm is foundというエラー。TinyLinuxというテンプレートもいつまでたっても利用可能にならない。

おわり

 メモリ不足とストレージサーバーにつながらない問題に時間を取られてしまったが、これで一通り構築が終わった。いろいろと触って遊んでいきたい。

FreeRDPでリモートデスクトップ接続 with Sound

Linux用 RDPクライアント FreeRDPを用いてWindowsリモートデスクトップ接続したときに音が流れなくて、調べてみるといろいろとオプションをつける必要があった。

  • Debian 7.5.0 Wheezy
  • サーバーは同一LAN内
  • 使い方は適宜調べて

まずは普通に接続

$ xfreerdp -u user -p password -- 192.168.0.10
  • user
    • 接続先のユーザー名
  • password
    • 接続先ユーザーのパスワード
  • これらは省略可能

音を出す

xfreerdp -x l -a 32 --rfx --no-tls --no-nla -u user -p password -0 --plugin rdpsnd --data alsa -- 192.168.0.10

遅延対策

こことかここをざっと見ると、latencyオプションを使えばマシになるみたい。

xfreerdp -x l -a 32 --rfx --no-tls --no-nla -u user -p password -0 --plugin rdpsnd --data latency:100 -- 192.168.0.10

latencyは100ぐらいが安定してるとかっていうコメントもあったが、そこはうまいこと探してみるといいかもしれない。 まあ多少の遅延はある。